企業情報
よりよい生活とAI・データ解析をつなぐ
ヒューマノーム研究所は、データのチカラで人々が健康で幸せに暮らせる社会づくりを目指す会社です。 常に根底にあるのは、AIをはじめとするデータ解析の技術が世界に広がることで、より多くの人々が望む形で日々を送るヒントが得られるはず、という信念です。
私たちは、情報科学・生命科学技術の発展に貢献するため、ヒトや社会活動から得られたデータを統合し、パーソナライズドされた価値をうみだす技術開発の向上に取り組みます。
代表メッセージ
瀬々 潤
東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士(科学)
東京大学助教、お茶の水女子大学・准教授、東京工業大学・准教授、産業技術総合研究所・研究チーム長を歴任。機械学習・数理統計の手法開発および生命科学の大規模データ解析を専門とする。米国計算機学会のデータマイニングコンテストKDD Cup 2001優勝、Oxford Journals-JSBi Prize 受賞。
兼務:一般社団法人日本メディカルAI学会 理事、産業技術総合研究所「覚醒プロジェクト」PM、AMED-CREST「性差・個人差」領域アドバイザー、JST さきがけ「研究開発プロセス革新」領域アドバイザー、JST NBDC 統合化推進プログラム研究アドバイザー 他
私たち「ヒューマノーム研究所」は、データが日常生活の中で流通し、その活用が進むことによって、より楽しく健康に暮らせる社会をつくるため、 2018年10月に産声をあげました。
「ヒューマノーム」は私たちの造語です。「Human + ome」で、Human はご存知の通り「人間」。ome はギリシャ語で「総体」を表す接尾語で、「人全体」という意味です。健康で明るく楽しく暮らせる未来を考えたとき、人とそれを取り巻く環境全てを理解する必要があると考え、「ヒューマノーム(Humanome)」という造語を社名にしました。
社会を「人の身体」とするならば、データは「血液」です。現代社会において、データの流通は、血液の流れであると考えます。体中に血液が巡ってこそ、我々の身体が機能するように、データが生活に流通してはじめて、現代社会が駆動します。
この例えを広げると、AIは血液を身体に巡らせるための心臓、ITシステムは血管といえるでしょう。AIがデータを流通させるポンプとなり、ITシステムを通じてデータの価値を社会に流通させることで、はじめてユーザはデータによるメリットを享受することができます。データが存在するだけでは社会は良くなりません。
私たちの身体が、心臓、血管、血液といったさまざまなパーツを組み合わせてなりたつように、AI・データサイエンスの技術は、様々なパーツが有機的につながり、データを的確に活用する環境が整うことで、私達の健康や幸せに貢献できるようになります。
私たちヒューマノーム研究所は、データにおける身体の血管と心臓をつくり、世界の健康を守る守護神でありたいと考えます。センサー・IoT機器の進展により、さまざまなシチュエーションにおけるデータ取得が可能になった現代だからこそ、適切なデータ活用と科学的なデータの解釈がさらに重要なものとなりました。デジタルという言葉は冷たく感じられることがありますが、デジタルデバイスを通じて取られる生体データなど、我々の心身に関わるデジタル情報を社会に血液として流し、隅々までその価値が行き届くように的確に解析することで、すべての人々がデータによって幸せを感じる温かい社会づくりを目指します。
会社概要
会社名
株式会社ヒューマノーム研究所 (Humanome Lab., Inc.)
法人番号
4360003006070
所在地
〒104-0045 東京都中央区築地2-4-10 SAテンハウス2階
代表取締役
瀬々 潤
監査役
池上 昌弘
従業員数
27名(2024年6月1日現在、アルバイト等含む)
設立
2013年2月
資本金
2,000万円
事業内容
ヒトの理解に関連する学術的統合解析技術の研究開発 等
主要取引銀行
みずほ銀行 / 三井住友銀行
取引機関
- 国立がん研究センター
- 産業技術総合研究所
- 千葉工業大学
- 理化学研究所
- 三重大学
- 九州大学
- 東京医科歯科大学
- 京都大学
- 木原記念横浜生命科学振興財団
- 日本皮膚科学会
- 滋賀大学
- 東京大学
- 神奈川県立産業技術総合研究所
- 国立長寿医療研究センター
- 筑波大学
- 学校法人大和学園
- 国立国際医療研究センター
- 北海道大学
- 三田国際学園
- 医薬基盤・健康・栄養研究所
- 肥前精神医療センター
- 横浜市立大学
- 宮崎県
これまでの歩み
- 2017年10月株式会社ヒューマノーム研究所 立ち上げ
当社は株式会社リバネスの子会社の登記変更により誕生しました。山形県鶴岡市の起業家育成施設の一室で、現在も取り組んでいる、さまざまな生体データの統合解析を行う研究体制の準備を進めていました。
- 2018年7月東京都新宿区に東京事務所を開設
現代表の代表就任とともに、東京都新宿区のシェアオフィスの一角に東京事務所を開設し、ヒューマノーム研究所は本格的に稼働開始しました。
代表が研究者時代に抱いた「おもしろい技術を世の中に広め、人々の役に立ちたい」「世の中に遅れを取らないスピードで研究がしたい」という思いとこの場所が、私たちの出発点です。
- 2019年4月東京都中央区へ本社を移転
社員数の増加に伴い、本社を鶴岡から東京都中央区へ移転しました。
アカデミアや企業との共同研究や、データ解析の受託サービス、コンサルティングサービスの提供に取り組む中で、お客様のふわっとしたお悩みに寄り添うという、当社の特徴が徐々に形作られていきました。
- 2020年2月物体検知AI開発ワークステーション「Humanome Eyes Workstation」販売開始
初の自社商品として、パーソナライズされたAIをノーコードで開発できる環境として提供する据え置き型の専用ワークステーションを販売開始しました。
10月科学研究費助成事業(科研費)研究機関に指定立ち上げ以来、アカデミアと協力して研究活動を積極的に進めてきましたが、科研費研究機関への指定を受けたことで、さらに柔軟な形で共同研究に取り組む土台を強化することができました。
12月物体検知AI構築特化型SaaS「Humanome Eyes」販売開始気軽にAIが開発できる環境を提供することで、データ解析の楽しさを広めたい、と考え、Humanome Eyes Workstationをリニューアルし、画像をつかって物体検知(ものをみつける)AIを開発できるクラウドツール「Humanome Eyes」として提供開始しました。
- 2021年3月統合データサイエンスSaaS「Humanome CatData」販売開始
画像をつかったノーコードAI開発環境に引き続き、表データを対象とするAI開発環境「Humanome CatData」を提供開始しました。AI開発に必要十分な機能を使いやすいUIで提供することで、データ解析に親しみつつ、DXに取り組める環境づくりを目指しています。
- 2022年9月生体データ計測および解析パッケージ「Humanome Lab」提供開始
生体センシング技術を搭載したウェアラブルデバイスから得られるデータを利用して、よりよい日常をつくるサポート技術を提供するサービス「Humanome Lab」の提供を開始しました。
さまざまな組織がかかえる「健康」に関するお悩みの解決に向けたデータ計測・解析を実施します。