宇宙食料領域における政府主導の研究開発プロジェクトに参画します

株式会社ヒューマノーム研究所(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:瀬々 潤、以下「当社」)は、政府主導の「月面等における長期滞在を支える高度資源循環型食料供給システムの開発」戦略プロジェクトの受託事業者として選定されたコンソーシアムに参画し、コンソーシアム内の他企業や大学・研究機関と共に、QOLマネージメントシステムに関する研究開発を開始いたします。

宇宙食料領域の研究開発プロジェクトが本格始動

近年、国内外において月や火星における有人活動を含む持続的活動を目指した動きが官民を問わず拡大しています。このような動向を踏まえながら、当社は一般社団法人SPACE FOODSPHERE(所在地:東京都墨田区、代表理事:小正瑞季、以下「SFS」)に参加し、多種多様な企業や大学、研究機関の方々と共に、地球と宇宙の食の課題解決に向けて必要となる研究開発や共創基盤などについて議論を重ねて参りました。

この度、内閣府が主導する「宇宙開発利用加速化プログラム(スターダストプログラム)」の一環である農林水産省の「月面等における長期滞在を支える高度資源循環型食料供給システムの開発」戦略プロジェクトの公募において、SFS を代表機関とするコンソーシアムの提案が採択され、宇宙食料領域の研究開発プロジェクトが本格始動することとなりました。

月面利用と地上波及を目指す野心的な研究開発計画

今回採択された提案では、以下に示す3つの小課題を掲げ、最終目標として国際的に新規性及び優位性の高い高度資源循環型食料供給システムとQOLマネージメントシステムの実証モデルを開発すると共に、それらの実証に必要となる共創型実証基盤の設計等を目指す野心的計画となっています。

  • 小課題① 高度資源循環型の食料供給システムの開発
  • 小課題② QOLマネージメントシステムの開発
  • 小課題③ 共創型実証基盤の設計

当社は、小課題②の課題責任者として、長期滞在中の継続的な状態把握を可能とするQOL計測・観察システムの技術開発と、限られたリソース環境下における食の支援ソリューションの実証モデル開発の統合を通し、4人以上のクルーの心身の健康や健全な人間関係の維持を支援するQOLマネージメントシステムの開発に携わります。

本事業終了後は、共創型実証基盤を利用し、地上および宇宙における実証を経て、2030年代の月面基地への実装を目指します。当社も、本研究開発プロジェクトを通して、宇宙探査領域における日本のプレゼンス向上に寄与すると共に、地上での技術利用による地上波及効果の最大化を見据えます。

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株式会社ヒューマノーム研究所

「人間とは何かー」 最先端人工知能(AI)技術の開発・活用と、健康のあり方を変えるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することにより、人間とそれを取り巻く環境を理解し、個々が自分らしく楽しく暮らせる健康社会を実現する研究所です。

所在地〒104-0045 東京都中央区築地2-4-10 SAテンハウス2階
代表者代表取締役社長 瀬々 潤
URLhttps://humanome.jp/
事業内容ヒトやヒトの理解に向けたAI・データ解析技術の研究開発、生体・環境計測によるDX推進に関するAI技術支援・共同開発、AI開発普及に向けたノーコード環境開発 等

一般社団法人 SPACE FOODSPHERE

宇宙における食料の生産及び供給並びにそれに関連した地上ビジネスに関わる市場の早期創出に向けて、国内外における産学官の有機的な連携を促進しています。

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