ノーコードツール活用事例|三田国際学園中学校・高等学校

実現したこと

身近にあってとても便利だと思っているAIについて、改めてAIとは、機械学習とは、と考える機会を中学生に提供した。

実際にAIを構築し、未知のデータについて予測することでAIがもつ力がどんなものなのか実感してもらえた。

学習データの採取を通して、データの大切さ、可視化の大切さ、精度の高いAIを作ることの難しさを理解させることができた。

「AIは現代の魔法の杖」だというイメージを払拭する

三田国際学園中学校・高等学校  辻敏之 教諭

三田国際学園中学校・高等学校
辻敏之 教頭・メディカルサイエンステクノロジー部長

本校の中学2年生、3年生を対象にAIに対する理解を深めるためのワークショップとして「AI構築ワークショップ」を開催しました。

生徒たちは、ほとんどプログラミングの経験がありませんでした。そこで、コーディングに力を注がなくて良い、ノーコードツールCatDataを採用しました。Webをプラットフォームとするため、興味を持った生徒が自宅に帰ってからも、同じ環境で続けて使うことができる点も魅力的でした。

ワークショップの狙いは、生徒たちが現在AIに感じている万能、最強といった「AIは現代の魔法の杖」だというイメージを払拭することと設定しました。


コンピュータの操作だけではなく、データを収集することの大変さ

ワークショップは参加したい生徒を募る形式で実施しました。はじめにirisデータ(統計処理などのサンプルコードでよく使われるアヤメのデータセット)を用いて、予測することの意味、カテゴリデータの読み方、CatDataの使い方、可視化の意義などを説明しながら、AI構築から予測までの一連のプロセスを体験しました。irisデータは単純で予測しやすいので、精度の高いアヤメの種類を判別するAIが簡単に作れるところがポイントでした。

つぎに、カエデの種子を模したプロペラが落ちるときの姿勢を予測をするAIを構築するワークを行いました。実際にプロペラを設計して、落下実験を行い、データを収集するところから始めるワークです。工作と実験がセットになったこのパートは、コンピュータの操作だけではなく、データを収集することの大変さなどを感じてもらうために導入しました。生徒たちは嬉々として取り組んでおり、体を動かすワークの大切さを感じました。

プロペラを設計して、落下実験を行い、データを収集するところから始めるワークのようす


ワークショップ実施後

生徒に関する変化

普段からパソコンにあまり触れない生徒でもCatDataを操作してAIを構築し、予測することができました。

自分たちで収集したデータを学習データとしたAIは生徒各自にとって、本当の意味で「自作のAI」となりました。最後にこちらで用意したプロペラの形状から落下姿勢を予測するコンペティションを開催しましたが、当たっても当たらなくても笑顔の絶えない、とても良い雰囲気のワークショップになりました。

生徒たちはAIが必ずしも何でもできる「魔法の杖」ではないことを肌で感じていたようです。AI構築のために行ったデータ収集パートの重要性を指摘する生徒も多く、ワークショップにおいて感じてほしかったことがきちんと伝わったことに実施者として感動しました。

学校に関する変化

このワークショップを開催するに当たって、多くの先生に手助けしていただき、生徒と一緒に参加もしていただきました。

先生方にもたらした結果も生徒たちと本質的には同じで、AIがどんなものなのか、再認識したもらえました。CatDataの教育現場における素晴らしい点は、参入障壁が低く、ひろくカテゴリデータを取り扱えるため、AIについてみんなで考えることができるという点です。さまざまな場面で授業に取り入れられるのではないかと考えています。

三田国際学園中学校×AI レポート


中学生がAIを作って実験してみた話

このプログラムは、中学生にAIを身近に感じてもらうことを目的として開催し、11名の中学3年生が参加してAIへの理解を深めました。


中学生がAIを作って実験してみた話 #2【教員視点|前編】

今回は中学2年生13名が参加し、 CatDataを用いてカテゴリデータの予測を行うAIを構築しました。


中学生がAIを作って実験してみた話 #2【教員視点|後編】

ワークショップの後半では、カエデの種子を模した羽根がどんな姿勢で落下するかを予測するAIの構築にチャレンジしました。

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