プログラミングなしでAI開発ができるノーコードツール「Humanome CatData」を利用した表データ向け予測AIに関する授業を実施しました
2024年9月24日(火)〜27日(金)に、調理業界を牽引する人材を育成に取り組む学校法人大和学園 京都調理師専門学校(本社:京都市右京区、以下「大和学園」)で、当社が開発するノーコードツール「Humanome CatData」を使用した予測AIに関する授業を実施しました。
本授業では、調理分野の学生にとって身近な「食品や飲食店のデータ」を利用し、AI開発で行われる基本的な流れを学習・体験していただきました。ワインに関するデータからはワイナリーの予測AIを、カフェの売り上げデータからはショートケーキの売り上げを予測するAIを作成しました。
今回の授業は、ビジネスにおけるデータ活用を検討する中で、現場の視点・感覚が求められる重要な過程のひとつである「課題発見」に焦点を当てています。身近な事例のどのような場面でAI構築が必要になるのかを考えることで、AI構築は身の回りの課題を解決する方法の一つであることを実感していただきました。デジタル技術を活用し、ビジネスに新しい価値を提供する「デジタル人材」の育成に向け、学生のうちに、業務効率化や課題解決におけるAI導入方法を知ることを目的としています。
当社は、プレゼンテーションスライドによる座学と、ノーコードツール「Humanome CatData」による実習を組み合わせることで、理論と実践の両方から予測AIを学ぶ授業の提供を実施しました。表データの収集、見方、可視化、AIモデル構築など、通常はプログラミングを必要とする過程を、マウスだけで操作できるノーコードツールを活用することで、PC操作に不慣れな受講者にも配慮した内容としました。また、プレゼンテーションスライドには視覚的な説明を豊富に盛り込みました。
受講者のみなさまからは、表データを可視化するグラフには、表現したい目的によってさまざまな種類があることや、選んだグラフによって見えてくる情報が異なることに驚きの声が上がっていました。また、自分でつくったAIを用いて実際に予測を行う作業を通して、在庫予測に使用できそうなどといった発想も生まれ、実社会へのAI活用方法についても考えが深まっている様子でした。
学校法人大和学園
学校法人大和学園は京都市内に4つの専門学校と生涯学習・産業地域支援事業を運営する高等教育機関です。専門学校事業では「栄養、医療・福祉、調理、製菓・製パン、食育、ホテル、ブライダル、ツーリズム」分野の職業教育を提供し、専門知識と技能やホスピタリティマインドと人間力を兼ね備えたスペシャリストを養成しています。
校名 | 学校法人大和学園 京都調理師専門学校 |
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所在地 | 〒616-8083 京都市右京区太秦安井西沢町4番5 |
代表者 | 校長 田中 幹人 |
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事業内容 | 2018年4月、京都・太秦の地に移転し新キャンパスを開学。 DX時代において活躍できる調理師の養成を目指し、学生レストランの運営など実践的な学習を展開。 2021年度より、VR(仮想現実)を活用した職業教育プログラムの新規開発にも着手。 産学連携を推進し、ホスピタリティや食文化教育の普及、多角的なアプローチを実施し、先端技術やツールを用いた実証実験を行っている。 |
学校法人大和学園グループ | 京都栄養医療専門学校 |
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当社では、今後も本カリキュラムのようなAI技術に関する教育活動、普及に向けた取り組みを積極的に進めてまいります。
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