アルコール摂取が睡眠の質や睡眠中の心拍数に与える影響とそのAI予測に関する発表を行います
2025年7月14日〜17日にかけてデンマーク・コペンハーゲンで開催されるEMBC2025(47th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society)にて、当社代表取締役社長の瀬々、エンジニアの奥田が参加した、リスクのあるアルコール使用が睡眠の質や睡眠時心拍数に与える影響と、ウェアラブルデータとAIでこれを予測する研究に関するポスター発表が行われます。本研究は、国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部 高野 歩先生らの研究グループとの共同成果となります。
本研究では、日常的にアルコールを飲む人の睡眠の質の評価が、アルコール摂取の影響評価に関連すると考え、ウェアラブル活動量計(スマートウォッチなど)から自動的に収集される睡眠中の心拍数という客観的なデータを用いて、長期的な視点から睡眠の質の測定を行いました。
結果、「LSTM」というAI(人工知能)の一種である機械学習モデルを用いることで、アルコール摂取にリスクのある人々の睡眠の質を、受動的に収集したデータから一定の精度で予測できることがわかりました。このことは、アルコール接種治療を行う際に、より個々人に対して効果的なアドバイスや治療法を提供できるようになる可能性があることを示唆しています。
学会名
発表日時
2025年7月14日〜17日
会場
Bella Center, Copenhagen, Denmark
発表者
Koki Ono, Futaba Umemura, Kayo Okuda, Jun Sese, Toshihiko Matsumoto, and Ayumi Takano
演題名
Development of a sleep quality estimation algorithm for people with risky alcohol use via biometric data from a wearable activity tracker
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