競争的資金の不正使用・研究不正への対策

不正防止への取り組みについて

株式会社ヒューマノーム研究所（以下「当社」）は、創業以来、科学技術の進歩を支える基礎研究から実用的な応用研究まで、ヒトに関わる幅広い研究活動を積極的に進めています。研究活動の一環として、競争的研究費による研究活動も実施しており、社内の管理監査の体制を整えたことにより、2020年に文部科学省科学研究費助成事業の研究機関にも指定されました。

一方で、国内では以前として競争的研究費の不適切な使用や、研究結果の捏造、改ざん、論文盗用などの不正行為が報告されています。研究費の不適正な使用や研究不正行為は、研究機関の信頼を傷つける重大な問題であるばかりではなく、人々の科学への信頼を揺るがし、科学の発展を妨げるものになりかねません。競争的研究費の原資は国民のみなさまからの税金であり、私達にはこれを十分に理解し、適正に執行することが求められています。

文部科学省は一連の研究費不正使用問題を受け、令和3年2月1日に「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン」を改正し、これに基づく研究防止体制の強化を各研究機関に求めました。

これを受け、当社は研究活動不正行為の防止と競争的研究費の管理は研究機関の責務であることを再認識し、改正ガイドラインに沿って、社内ルールおよび体制の強化を実施しました。全社員が研究不正防止への意識をより一層深め、研究活動を通して社会貢献に繋げていく所存です。

2021年3月23日

株式会社ヒューマノーム研究所

代表取締役社長　瀬々 潤