実績 - 共同研究・開発 ページ
- 女性がん罹患者を対象とするデジタルデバイスを活用した日常生活を検証する共同研究
最新の統計情報では、日本人は生涯のうち2人に1人はがんに罹患すると報告され、今やがんは誰にでもかかり得る病気となりました。特に女性特有がんは、20-50歳代の働き盛りの世代で罹患率が高く、各種ライフイベント中にがんに罹患するため、女性特有がん患者には、心理面(不安や恐怖、抑うつ、怒り等)と社会面(医療費・生活費等の経済的問題、家庭内の役割、仕事との両立等)の両面で課題を抱える方が多くいらっしゃいます。 そこで、国内最大である女性がんサバイバー向けSNS(PeerRing)の利用者のみなさまにご協力いただき、日々の生活を客観的に評価する指標についての探索研究、およびこの研究を通じて類似の探索研究にも応用可能な研究基盤構築を目指し、テーマを変えた計2回の共同研究を実施しました。
関係機関
第一三共株式会社、株式会社リサ・サーナ、株式会社ニューロスペース
- 空間トランスクリプトーム解析に人工知能を活用した病態の解明と効率的な創薬ターゲット発見に関する共同研究
当社は、株式会社CyberomiXと、空間トランスクリプトーム技術で計測される情報を活用したAI解析に関する共同研究を進めています。 当社が培った画像、患者情報、遺伝子情報といった多岐に渡るマルチモーダルデータ解析のAI技術を、サイバーオミックスが有する最先端の空間トランスクリプトーム計測技術を用いた計測結果に適用することで、今までの病理学的な計測やトランスクリプトーム、シングルセル解析だけでは難しかった病態の詳細に関する解析に取り組み、その病態に基づいた創薬ターゲットの同定技術の開発につなげます。
関係機関
株式会社CyberomiX
- 高齢者が自らの健康と向き合うためのAI開発に向けた生活データの調査研究
高齢者が自らの健康と向き合うためのAI開発に向けた生活データの計測および解析を株式会社フージャースケアデザインと共同で実施しています。 近年の介護現場では要介護者の見守り業務の省力化を目的とする生体データの収集・分析が行われています。デジタル技術の活用による良質なケアを受けやすい環境は、今後ますます重要視されていくものと考えられます。本研究を通じ、当社がこれまで培った体調予測AIを高齢者向けに特化することで、本人の主観だけでは気づきにくい体調変化の兆しを拾い上げ、疾病予防・早期治療につなげる機会の増加を目指します。
関係機関
株式会社フージャースケアデザイン
- ノーコードAI開発ツールを用いた食鳥疾病診断AIの開発
当社は宮崎県衛生管理課と共同で、食鳥の疾病診断AIをノーコードAI開発ツールを用いて開発しました。 食鳥検査では、獣医師の資格をもつ食鳥検査員が、異常のある食鳥を一羽ずつ疾病診断しています。大量の食鳥を迅速に検査するためには、検査員の方々の経験が重要です。しかし、近年では検査員の高齢化と人材不足が課題となっています。本開発では、カメラで撮影した画像から疾病を診断するAIを開発し、獣医師の診断をサポートすることによる、食鳥検査の省力化を目指しました。
関係機関
宮崎県衛生管理課
- 地球と宇宙の食の課題解決に向けた研究開発
当社は、一般社団法人SPACE FOODSPHEREを代表機関とするコンソーシアムに参画し、他の参画機関との共同で、高度資源循環型食料供給システムとQOLマネージメントシステムの実証モデル開発、およびこれらの実証に必要となる共創型実証基盤の設計宇宙食料領域のQOLマネージメントシステムに関する研究開発を進めています。 当社は、長期滞在中の継続的な状態把握を可能とするQOL計測・観察システムの技術開発と、限られたリソース環境下における食の支援ソリューションの実証モデル開発の統合に携わります。
関係機関
株式会社NTTデータ、キューピー株式会社、医薬基盤・健康・栄養研究所、辻料理教育研究所、特定非営利活動法人フィールドアシスタント、株式会社有人宇宙システム、宇宙システム開発株式会社 等
- 潜在疾患マーカーを同定する人工知能解析手法の開発
AMED「患者層別化マーカー探索技術の開発/医療ニーズの高い特定疾患・薬剤に対する患者層別化基盤技術の開発」にて、製薬企業やアカデミアとの共同研究を実施しています。 本研究では、潜在疾患マーカーの同定を目指し、プロテオーム、メタボローム等のマーカーの定量をロボット技術により高品質にするだけではなく、デジタル画像・デジタルデバイスを含めた多様な手法で潜在疾患マーカーを探索し、さらに、これらを統合し創薬に結びつける人工知能(AI)技術の開発により、潜在疾患群の顕在化・層別化を起点とした創薬を志向します。当社は潜在疾患マーカーを同定するAI技術・統計解析手法の確立と検証を担当しています。
関係機関
国立長寿医療研究センター、産業総合技術研究所、東京大学、武田薬品工業株式会社、アステラス製薬株式会社、第一三共株式会社、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社、NPOバイオ計測技術コンソーシアム 等
- 人工知能を用いた効率的な育種の実施
JST・CREST「倍数体マルチオミクス技術開発による環境頑健性付与モデルの構築」や AMED「ナショナルバイオリソースプロジェクト」などのプロジェクトなどを通し、小麦などの効率的な育種、安定的な供給を目指す共同研究を実施しています。野外栽培での大量データ取得技術の開発や、小麦の遺伝資源の整備を通し、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた食料安全保障に向けた貢献を目指します。 当社は機械学習を用いた倍数体オミクス解析やモデリング技術の開発を担当しています。
関係機関
筑波大学、チューリッヒ大学、京都大学、エルピクセル株式会社
- AI初心者を対象とするAI開発教育プログラムの開発・提供
ピクスタ株式会社が運営する、写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」と協業し、AI開発に携わる人材の育成や、開発に関する知見の不足に悩む企業様に向けたAI開発教育プログラムを提供しています。 当社が提供する物体検知AIツール「Humanome Eyes」と、PIXTAが提供する画像データを利用することで、AI開発の流れの習得や画像データの収集といった、学習に費やす時間・コストを削減しました。実際に画像認識(物体検知)AIの開発を体験することで、AI開発の流れをつかみ、AIを利用した業務改善や新規事業を検討できる人材の育成に寄与します。
関係機関
ピクスタ株式会社
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