さまざまなデジタルデバイスによる計測データから、最適な生活リズムを解析・提供するサポートパッケージ「Humanome Lab」のサービス展開を開始します

プレスリリース

当社は、活動量計などのデジタルデバイスデータや個人の健康に対する志向・傾向に関するデータ等の統合解析をベースとした、健康的な生活に向けた法人向けパーソナライゼーションサービス「Humanome Lab(ヒューマノーム・ラボ)」の提供を開始します。

Humanome Lab とは?

「Humanome Lab」は、腕時計型ウェアラブルデバイス等に代表される、市販のデジタルデバイスを活用して、一人ひとりの「最適な生活リズム」をデータから理解し、その人に向けた実行しやすい生活改善アドバイスを提供することで、組織が抱える様々な課題解決に取り組むサービスです。

当社は、誰もが健康で幸せに過ごせる社会づくりに向け、AIと最新テクノロジーの統合技術の社会実装を進めています。人によって異なる「最適な生活リズム」をデータから理解し、デジタルデバイスから取得される多様な生体情報の計測および統合解析プロジェクトを実施しています。これまでに取得した、のべ1万日以上の日常生活から計測された2500万点以上の健康データに関する解析を進め、これらの研究成果については著名な国際会議でも発表を行っています。

近年の社員の健康を考える健康経営への意識の高まりと、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性から、医療・ヘルスケアにまつわるデータを解析する取り組みが盛んになってきています。当社では、生命科学・スポーツ医学分野での調査・研究開発に携わってきたメンバーと、データサイエンスの理論・応用研究やそれらを用いた実際の課題解決を行ってきたメンバーとがタッグを組み、データ計測から解析、フィードバックまでを一気通貫でサポートする体制を整えてきました。

Humanome Lab でできること

「自分のことは自分が一番知っている」と思いがちです。しかし、生活スタイルを継続的に計測すると、自分も知らなかった生活リズムの側面が可視化され、生活に対する自分の志向が見えてきます。同時に、自分だけの力で生活を改善する行動を習慣化することは難しいものです。Humanome Labは、ユーザーが生活に取り入れやすいアドバイスを提供することで、健康な生活づくりに向けて伴走します。

一方で、健康への課題は、個人に限らず組織の課題とも言えます。例えば、アスリート個人のコンディション維持とチームとしてのパフォーマンス向上、ヘルスツーリズムに代表される滞在するだけで健康になる地域・観光振興拠点の形成、従業員とその家族をいたわるウェルビーイングを追求した健康経営など、組織がかかえる課題解決に向けて、Humanome Labは、計測プランニングから、計測、データ解析、フィードバックまで一気通貫でサポートします。

Humanome Labの目指すもの

近年、健康か病気かの二元論で判断するのではなく、それらを連続的に捉える「未病」の考え方への注目度が高まっています。私たち一人ひとりは、年に一回の健康診断データだけではなく、日常生活をチェックするためのデータを継続的に取得することで初めて、現状の自分を正しくとらえられます。そして心身ともに、社会的にも満たされた状態に向けて自ら行動を変えることが出来ます。同時に、会社、自治体、チームなどの組織に対しては、所属する方々の全体像を継続的に把握することで、課題をリアルタイムに抽出し、各個人の健康に対する意識を後押しする、というアプローチが求められています。

当社は、個人・組織の両面を支援する取り組みを通して、多様なシチュエーションにおける健康データの活用を広げ、人々が健康で幸せに暮らせる社会づくりを目指します。

Humanome Labでは、誰もが生活に取り入れやすい計測を通じて、毎日楽しく計測でき、自分を理解しやすい環境をつくることで、より健康的な生活につなげるサービスからスタートします。個人が行動変容することによって、組織の課題、社会の課題を一つずつ解決するサポートに取り組んでまいります。

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