メンバー座談会

当社の雰囲気やカルチャーをご紹介します

当社のカルチャーをより詳しくお伝えするために、新米取締役として2021年8月に着任した佐藤を中心に、プロダクト開発や研究支援に関わる研究員・エンジニアが集まり、ざっくばらんに語り合う座談会を開催しました。

当社で働くメンバーの考え方、プロダクトへの思い、当社の環境などをお伝えする一助になれば幸いです。

参加者プロフィール

瀬々:代表取締役社長。よりよい社会を作るAI研究を進めるために起業。
佐藤:2021年8月に参画した新米取締役。計測が主軸の仕事。専門は睡眠。
:初期メンバーの一人。2021年8月から取締役になった事務まわり担当。
寺田:初期メンバーの一人。研究員。専門は生命科学よりの情報系。
小貫:2019年1月に入社した研究員。専門は信号処理。
落合:2021年2月に入社したエンジニア。自称・地道な作業担当。

メンバー座談会

Q.入社の経緯を教えて下さい

落合
落合
Facebookを眺めていて、社長の論文がNatureにのったという投稿を見て、知ってる人の論文がこんな有名な雑誌に乗るんだ!と衝撃を受けたのが興味をもったきっかけです。ちょうど前職の慣れた環境から、知らない人だらけの環境で揉まれたい、と思ったタイミングがあったというか。
佐藤
佐藤
アカデミアだと有名雑誌に掲載される、という話は、確かにステータスではあるんですけど日常的な話なので、その話に衝撃を受けた、という感想が結構新鮮です。
落合
落合
私の視点ではみんな知ってる名前の雑誌に論文がのる、という話は普通じゃなくて、非常に驚きました。
寺田
寺田
情報系は学術誌に論文を投稿するよりも、国際会議に投稿する方が多いんですよね。採択率が低い学会もある情報系独特の文化、という印象が強いです。それ以外の分野だと論文誌へ投稿する方が多いかなと。
佐藤
佐藤
チーム内では論文を目標にしましょう!と話すんですが、やはりアカデミアじゃなく産業界であっても「論文を出す」ことは大切です。そのあたりどうですか?
小貫
小貫
僕は結構大事だと思っています。ガチガチのアカデミアな感じではなく、産業界ならではの論文を出していけたらいいなと。論文を出すことで、外部に向けてこの会社の技術力をしっかりアピールすることは大事だと思います。GoogleとかFacebookみたいな大企業はもちろん、技術力に優れたスタートアップも積極的に発表していますし。
佐藤
佐藤
他のみなさんの入社経緯はどのようなものでしょうか?
小貫
小貫
僕の入社の経緯ですが、前職では、少し閉塞感がありそれを解消しようと思ったのが、まず、転職しようと考えたきっかけです。アカデミックの研究力を武器にして研究開発を実施している会社を転職先としていくつか回っていた時に、社長のTweetのRTが流れてきて当社に興味を持ちました。ここだったら安心して研究開発ができるかな、という期待感があり、入社に至ったという感じです。
佐藤
佐藤
結構直感で選んだのですか?
小貫
小貫
面接の時、社長が僕の言っていることをちゃんと理解している感触があったんですよ。そこに信頼感がありました。
寺田
寺田
私はもともと社長がアカデミックにいた時にその研究室の学生だった、という経緯があります。その後、社長から「会社起業するんだけどどう?」と聞かれたので「いくいくー!」と答えてここに来た感じです。ベンチャーだけど大丈夫かな、このままバイオインフォマティクスで続けていて大丈夫かな、とちょっと悩みましたが、面白そうだったので参加しました。
話を最初に聞いた時に「あ、多分入るな?」と直感があったものの、直感で決めていいのかな?と少々考えました(笑)
佐藤
佐藤
意外とみんな直感なんですね!理詰めにいくタイプに感じちゃうところがあったんですけど。
寺田
寺田
バイオインフォとか生命系じゃないところに行くのであれば違うところで、そうじゃなればここ、の二択でした。私の興味を考えた時、医療系とかの話をもうちょっとやっていたくて。

Q.社内のエピソードで印象的だったことはありますか?

寺田
寺田
社長の誕生日にみんなで食べたキルフェボンのタルトおいしかったです!
佐藤
佐藤
誕生日にケーキを贈ってもらえるって感動したんですよね。この会社ではじめて遭遇しました。
瀬々
瀬々
以前は、休憩時間にみんなでケーキを食べていたんですよね。コロナになっちゃってみんなで食べられなくなっちゃったから、じゃあ自宅へ送ろうかと。
辻
私はかき氷を食べることが趣味なのですが、会社近所のおいしいかき氷を食べに行きたい!と話していたら、みんなで一緒に食べに行くことになったこともありました(笑)。直接コミニュケーションする機会が減ってしまって寂しいですね・・・。

Q. この会社で働く上で大切にしていることを教えて下さい

佐藤
佐藤
この会社で働く上で、大切にしていること、大切だと感じていることはありますか? よくある話だと、最新情報のキャッチアップをするとか論文読むとかありますよね。
辻
そういう意味では、社内Slackの #news チャンネル(注:最新のAIやライフサイエンス情報を共有する専用チャンネルがあります)は、読んでいて面白いです。
佐藤
佐藤
みんなが積極的に気になる最新ニュースを投稿していてすごいな、と思っています。良い文化です。
寺田
寺田
ああいう情報がシェアできる場があると、自分でも情報を集めに行ってシェアする、という習慣ができる好循環はあるかもしれないです。
落合
落合
私は定期的に外部で開催されている勉強会とかに参加して、情報収集するようにしています。
佐藤
佐藤
どんなテーマが多いんですか?
落合
落合
AWSのワークショップとか技術的なところ・・・、現時点では使ってないものもいろいろありますが。中の交流も必須なんですが、外のシステムの作りを見て、自社に持ち帰ることでサービスの改善につながったらいいなと思ってます。
佐藤
佐藤
それって情報収集しないと、技術変化が激しすぎて、突然対応できなくなる、とか肌で感じているような状態ですか?
落合
落合
こんな新しいサービスあったよとか、こういうアップデートあったよ!とか、こういうところでつまづいたよ、とか実地でシステムを開発・運用しないとわからない部分があるので、そういう経験をしている人たちの話はありがたいです。ただ、最近は勉強会も多くて、ぼーっとしているとすぐ参加を逃しちゃうので、見かけたらすぐに予約してしっかり参加するようにはしてます。
佐藤
佐藤
でも最近はウェビナー経由で参加できるようになって、情報の質も量も多くなった印象がありますよね。
落合
落合
行かなくてもよくなったのはすごくいいですねー!遠くで開催されるものも参加しやすくなったので、この点はコロナ禍のポジティブポイントだと思います。

あと、週1の研究開発室の定例会議の中でやっている、みんなが興味を持っている分野とか技術をシェアするのが私は結構好きで。もともと生命系出身ではないので、ライフサイエンス寄りなことが全然わからないんですが、今後自分がこの会社で働いていく上で大切なことって、ヒトが健康であること・病気にならないことだよな、と個人的に思ってて。とはいえ、そういう医療系のサービスをやりたいと思った時に、情報系の知識だけだと結構厳しいんですよ。やりたい!と思っても、言葉の障壁が高くてやれないことの方が多いんです。なので、ここに入社することができて、そういう話が聞けるのはすごく面白いです!

色んな分野の専門的な話が聞けるのもいいです。睡眠やってる人もいれば、ゴリゴリの生命情報やってる人の話も聞ける。ごみ処理の話とか、これからの世の中に役立つようなことをテーマにしていることが多いので、自分的にはラッキー!って感じです。
小貫
小貫
僕は働きながら勉強できるのが楽しい、と思っています。今まで誰もデータ解析したことのない新しい分野のデータについても研究開発をすることがあるのですが、そのデータに合う解析手法を調査して、適用するという流れを通して、すごく勉強になってるわけですよ。自分の知識が増えていくのが楽しいです。
佐藤
佐藤
寺田さんは、何か楽しいなって感じる瞬間はありますか?
寺田
寺田
楽しいことですか・・・。逆に、一から十まで全部指示されてそのとおりにやる、みたいな誰が担当してもいいじゃん!みたいな仕事はつまんないんだろうなと思います。今の仕事はそういう状況では全くなく、もちろん会社としてある程度の方向性はありますけど、自分に裁量があって、自分がどうするか?を考えて進めていけるので、この会社は楽しいと感じます。

Q.当社のプロジェクトで興味深かったものはありますか?

落合
落合
医用画像の案件!面白い!画像だけではどこが正常でどこが異常なのか全然わかんない。
寺田
寺田
私もあれは全然違いがわからないです(笑)
落合
落合
そういう何が異常なのかお医者さんしかわからないようなものについて、AIに「よろしく」と判定をお願いできるのはいい方法なのでは、と感じています。
佐藤
佐藤
落合さん・寺田さんのきのこたけのこの話(注:Humanome Eyesを使った画像認識AIセミナー内で配布した某チョコ菓子を撮影した画像素材のこと。小学生でもAIが作成できる、という事例として取り上げました。)も僕から見るとすごいなー!って、思ったんですよね。もちろん、人間が見ればきのことたけのこはすぐ区別できるんですけど、それを判別するAIがあんなに簡単に作れるのかと。僕は逆に画像処理系がド素人なので、すごく新鮮に感じました。
寺田
寺田
Eyesは最初に完成品を試した時に、ああこれは確かに便利だと思いましたね。例えば、Object Detectionのコードを書こうとすると、調べれば実装はできるんですけど、めんどくさいんですよ・・・。
落合
落合
あー、だるいですよね(笑)
寺田
寺田
ですよね(笑)
全くコードを書かずに、パラメータだけ入れて、画像とアノテーションだけ準備して「あとよろしく」とAI構築ボタンをぽちっと押すだけで実用的なものができるのは、めっちゃ便利だなと思いました。
小貫
小貫
僕は、取り扱うデータが無機質なもの、というか機械から得られたデータのことが多いんですが、某社案件の生体計測データは、ヒトから得られた「意味のわからないデータ感」があって、好きなプロジェクトでした。
落合
落合
某社案件、私もめっちゃ面白かったです!
小貫
小貫
機械から得られるデータってある程度データ傾向の予想がつくんですよ。こういう手法使えばうまくいくんじゃないか?みたいな予測が立つんですけど、ヒトから得られるデータって傾向がよくわからない時があったりして、その難解感が新鮮というか。生物学者はいつもこんなの見てるんだな!って感心したり(笑)
寺田
寺田
ヒトのデータはだいたいノイズのってますからね(笑)
佐藤
佐藤
本当にノイズとの戦いなんですよねぇ。生物のデータって。
寺田
寺田
データを取る人が変わると、データ自体の傾向も変わりますしね。
小貫
小貫
そうなんですよねぇ。その難しさが逆に面白いなと。ずっと情報系の方々がよく扱っているデータしか扱ってこなかったので、やっていて新鮮です。

あと病理画像の解析は面白かったです。僕は集合体恐怖症的な問題でちょっと画像確認するのに抵抗があったんですが(笑)、こういう画像をみんな見てるのか!って。画像処理的には特徴量が多そうで楽しそうなんですけどね。
寺田
寺田
このプロジェクトが始まった頃、取っ掛かりになる解析方法を見つけた時に「かしこい事やってるな!」と感心したんですよね。その後調査を進めると、病理画像だとよく行われている方法だったんですが。

Q.仕事を進める上で大切にしているものはありますか?

佐藤
佐藤
それこそ、さっき小貫さんがおっしゃってたんですが、人間のデータってノイズが非常に多いので、解析の目的意識をしっかり持たないと、わけのわからない結果になったりするじゃないですか。そういった「進め方」みたいなものがあれば。
小貫
小貫
個人的には、例えば資料を作る時なんですが、背景を知らない方が読んでもわかるように書こう、ということを意識しています。それはプロがやるべきことだと思うので。
佐藤
佐藤
小貫さんはいつも資料を丁寧に作られていますよね。文章書くのが好きなんですか?
小貫
小貫
文章書くのが好き、というよりは出身研究室の文化に影響されていると思います。僕の大学院時代の指導教員が文章書くのがとても上手で、「お前の文章はまだまだだ」と言われながら過ごしていたせいか、いい文章を書かないと他人は読んでくれない、というポリシーが芽生えました。お金もらいながら仕事している以上、そこは最低限やらないといけない、という思いがあり、細かくやってます。
佐藤
佐藤
僕も所属研究室は似たような感覚から決めました。もともとは航空宇宙を研究していたところから、大学院で全く知らない生物分野を学ぶことになったので、ひととおり関連する研究室のプレゼンを聞いたのですが、僕の指導教官のプレゼンだけは寝なかったんですよ(笑) お世辞でもなんでもなく、伝え方がものすごくうまくて純粋に面白かった。それってすごく大事ですよね。いくら良い研究やってても、相手に伝わらなければ意味がないので。
小貫
小貫
僕はそこがすごく重要なんじゃないかと思っていて。同じ結果でも、わかり易い文章を書く人の方が、わかりにくい文章を書く人よりも信用を得ると思っています。そういった「ちょっとした差」で信頼を勝ち取れるように頑張っていきたいです。
落合
落合
私が前職の時から気をつけていることは、相手は変わらないので自分が変わる、というところかなと思っています。仕事していく中で、こうしてほしいとか、こうだったらいいのに、ということは結構あると思うんですけど、そういった時に自分が希望する方向に持っていくには、変わるかどうかわからない相手に期待するのではなく、自分の行動をどうすべきか?を考えて、自分が変わるようにする、という信念みたいなものはあります。
佐藤
佐藤
これから我々はプロダクトやサービスを作ったりということに更に力を入れていく訳なので、落合さんのその視点はすごく大切です。独善的な思想を前提としたサービス設計はやっぱりだめで、使う人たちのことを考えて作らないと、良いプロダクトにならないんですよね。使われなくなったら意味がないので。相手を想像するって大事だな、と思いますね。
寺田
寺田
ポリシーと言うほどのものではないかもしれませんが、外部とのやり取りがある中で、先方が何をしたら納得するか?を考えて進めています。先方がやってほしい内容と本当にほしい結果がずれていることもたまにあるので。本当にこれでいいんだろうか?を常に考えていますね。あと低レベルなものは出せないです。
佐藤
佐藤
僕は入社してそれほど時間経ってないんですが、ヒューマノーム研究所の第一印象って「すごくしっかりしている」でした。品質がちゃんとしているし、何事にも実直。すみずみまでその思想が行き渡っていてて、報告書ひとつ取ってもちゃんとしているんですよね。スタートアップって勢いでごまかしちゃう、みたいな話をよく聞くんですけど、そんな中でみなさんのアウトプットするものはいつもきれいだな、と感じていました。
辻
全員が他人に理解してもらうのが当然、わかってもらえなかったら意味がないと言っていて、それは常に社内で当然のものとして業務が進んでいるところが自社の好きなところです。

Q.この会社のおすすめな点を教えて下さい。

寺田
寺田
仕事の進め方もですけど、環境面も比較的自由ですよね。好きなパソコン選べるとか。コロナ禍になってからも早々に社内制度が整えられて、在宅勤務できるようになりましたし。いつもメンバーの状況を考えてもらっているな、という印象があります。
佐藤
佐藤
会社の規模が小さいと社内規程とか後回しにしてしまっている、というのもよく聞くので、そこもちゃんとやっているのもすごいな、って思います。「健康」をテーマにした会社ということもありますが、人間ドックの受診費用も助成していますし。
小貫
小貫
やっぱり自由なところが大きいですかね。前職では9時半くらいに出勤がマストで、17時以降でないと退勤できなかったし、貸与パソコンの社外持ち出しも禁止されていました。今は、子育てのスケジュールや体調に合わせて出退勤時間を自由に調整できますし、ふとひらめいたアイデアの実験のために退勤タイミングをずらす、みたいなこともできるので、僕にとってはストレスなく仕事ができる環境だな、と思います(注:当社の研究開発職は、業務遂行方針や勤務時間配分を当人に委ねているため「専門業務型裁量労働制」を適用しています)
落合
落合
すごくフレキシブルですよね。私の前職も長い間出社時間がガッチガチだったので。それから開放されたのはすごくありがたい感じでした。
佐藤
佐藤
フレキシブルなほうが理にかなってるんですよね(注:当社は全メンバーが業務に支障のない範囲であれば、その人の事情に合わせて時差出勤をすることができます)。睡眠研究してたのでわかるんですけど、起きる時間、寝る時間は本当にひとそれぞれなので。出社時間を強制するとパフォーマンスが出ない人もいるのにな、と思っていました。
落合
落合
あと、これはすごく個人的な視点になるんですが、面白いプロジェクトがたくさんあるところが推せます。例えば医療系や建築系のデータって、あんまり見なくないですか?こんなデータが世の中にはあるんだ!っていう事例を週次ミーティングの度に知ることができて、それががすごく楽しいです。

Q.一緒に働きたい方を教えて下さい

寺田
寺田
一から十まで説明しなくても、ある程度自分で進められる人ですかね。
小貫
小貫
僕も同じようなことを言おうとしていました。自分で勉強して知識を取ってこられる人。それができれば寺田さんが言ったことも叶うかなと。
落合
落合
…厳しい世の中だった(笑)
そうですね。自分で学んでいける人、ってのはステキですね。我が身を振り返ると耳が痛いところではあるんですが、自分はこう考えてこんなことをやった結果こうなりました、という話ができる人はいいな、と思います。ただわかりませんと伝えるだけではなくて、自分がどこまでわかっているのか、どこまで調べたのかを明確に言える人ってのはいいですね。
小貫
小貫
意外にそれって難しいらしいですよ?
落合
落合
うんうん。特に新卒の頃は自分も全くできてなかったと思います。わかんないです!とだけ伝えて怒られる(笑) なにがわかんないかわかんないよ(ドンッ!)みたいな。聞く側の視点をもって伝えないと、相手もアドバイスのしようがないというか。
辻
わかんない、って言っても怒ったりしないので、ぜひわからないことを伝えてほしいですね。
寺田
寺田
トライアンドエラーが多い仕事なので、何をやったのか、報告があるだけでも全然違いますよね。全然うまくいってなくてもいいので、これやったけどだめでした、という話があれば、次に何やるべきかアドバイスや議論ができるので。
佐藤
佐藤
みなさんの意見の繰り返しになっちゃうんですが、やはりリアクティブよりプロアクティブに自分から動けることが重要だなと。あと落合さんがさっきからおっしゃってることなんですが「すごい!」と思えることが大事なポイントだなと思います。自分ごととして捉えられるかどうか。これは自分には関係ないから、と興味を示さないというよりは、専門分野外のことにも面白さを見いだせるスキルが有る人は、話していても違った着眼点に刺激を受けることも多いので、そういう方と働けたらとてもうれしいです。
瀬々
瀬々
みんなが言っていた自律性がある、というのはもちろんそうですし、同時に目線をみんなと合わせられる人ですね。ひとりよがりな働き方は誰でもできるんです。でも当社のメンバーは、お互い尊重・尊敬しあえるような、それぞれのいい点が見つけられるような、みんなで目線を一緒にして次へ進んでいこう、という意思が持てる人が集まっています。この状態を継続したいです。

Q.これからのヒューマノーム研究所への思いを聞かせてください。

小貫
小貫
研究所、と名前がついているので、研究が自由にできる環境づくりを目指していきたいですね。その環境を作るために、しっかりサービスを作って、収益化して、研究者が自由に活動できる場を作れたらいいな、と僕はいつも思ってます。
寺田
寺田
もともとの自分の興味が健康系なこともあるんですが、みなさまの健康維持や健康促進に今後も貢献していけたらいいな、と思っています。
落合
落合
皆さんの健康に寄り添ったサービスをどんどん作っていきたいですね。みんながうれしい大きなサービス、みんなが「あれ使ってるよ!」みたいなサービスを作りたい、という気持ちです。
佐藤
佐藤
研究は大学や国の研究機関でやるもの、というイメージが一般的にあると思うんですけど、そこに所属していた時から、このイメージにずっと違和感を感じていました。研究ってアカデミアでしかできないという固定観念があるかと思うのですが、違った形でもできるんじゃないかな、って。サービスを作って、対価をもらう、というサイクルを大きくしていって、研究を続けるという形もあるんじゃないかな、と考えていました。

なので、企業としてプロダクトをつくりながら、「研究」を一部の専門性を持った人たちだけがやるのではなく、かつ我々だけでもなく、世界中のみなさんと一緒にできたらいいな、というのが理想です。そういった形を目指していけたらいいな、と思っています。
瀬々
瀬々
研究には、内向きの真理の追求という側面もありますが、僕の中での「研究」は世の中を良くする方法や新しい事実を発見できるとうれしい、というものであり、外側を向いているイメージです。これを突き詰めていくと、みんなを良くするために、みんなを喜んでもらう必要がある。喜んでもらえるものってなんだろう?と考えるとサービスだったりになるのかなと思うんですよね。

民間だとお金を稼いで、アカデミアだとお金を稼がなくていい、みたいな二元論になりがちですが、実際には違っていて「みんなに喜んでもらえるプロダクトを作っていく」がそもそも研究の出口になんじゃないか、と。では「研究の出口」となるサービスが一定数集まるとどうなるかというと、そこにしかできない関連研究が生まれたり、新たな事実が見つかってくる。

世の中がインターネット全盛になり、AIなどがどんどん広がって何が起こったかというと、人間だけじゃなくて動物や植物など、個体の活動そのものは全て研究データであり、ひとりひとりの行動そのものが研究となった。携帯電話というテクノロジーが世界を席巻したように、これからの時代は研究というものが世の中を取り巻いていくのだろう、と考えています。

この会社が続き、新しいプロダクトが生まれ、みんなの生活が少しでもよくなって、みんなが健康になって、結果として生まれたみんなの行動が僕らの次の糧になり、そして僕らの生きる社会をつくっていきたいと思います。

ご応募お待ちしております!

当社は、多様な価値観・能力・経験を持つメンバーを迎えることで、当社の強みであるアカデミア/民間の双方の知見・経験の幅を広げ、健康社会を実現する研究活動をさらに推し進めたいと考えています。

この座談会内容に少しでも共感してくださった方と是非お話しさせていただきたいです。
ご応募・お問い合わせをお待ちしております。