
文部科学省が2026年4月より公募を開始した「AI for Science 萌芽的挑戦研究創出事業(SPReAD1000)」は、あらゆる分野の研究者等がAIを利活用して科学研究の高度化・加速化を図るための支援制度です。申請にあたっては、研究計画へのAI記載・費目の設計・計算環境の選定など、専門知識を要する判断が多く求められます。
当社は、山形大学における本申請に向けた学内支援体制の一環として、申請希望者を対象とするAI導入サポートを担当いたしました。本件では、学内全体向けにSPReAD1000の概要や申請のポイントを解説する講演と、個別相談を希望した研究者を対象とするコンサルティングを実施しました。
ご相談いただいた研究者の専門は工学・材料科学から農学、人文社会科学、教育学、医学など多岐にわたりました。また、対象となるデータも実験映像、大量の紙資料、音声・動画と様々で、これらの幅広い文脈に合わせ、AIを研究に取り込むための技術助言を行いました。
実施データ
以下は、今回当社が担当した個別相談の実施内容を集計したものです。
ご相談内容には「申請書の費目・予算設計」がすべての案件で共通して挙がりました。ここに、研究内容に応じて、画像・動画処理、テキスト・文書のAI活用、音声データのRAG化など、扱うデータの種類に応じた技術テーマが加わっていました。

また、今回は教授層を中心とする研究推進の中核層からのご相談が多く寄せられました。なお、分野やAI利用経験には大きな隔たりはなく、多様な研究者が研究にAIを取り入れる契機となったと考えられます。

課題と対応
課題
- 研究計画への記載方法や費目の設計、必要な計算環境に関する判断の拠り所がない
- 汎用事例とデータの種別・規模・処理要件が大きく異なり、適した技術の判断が難しい
- 研究での本格的なAI活用が初めて
対応
- 研究計画をヒアリングの上、AI導入を踏まえた技術レビューを実施
- 研究内容に沿ったクラウドAPI・ローカルLLM・GPUの選定
- 面談後も提出期限まで継続フォローを実施
プロジェクト情報
| 関係機関 / お取引先名 | 国立大学法人 山形大学様 |
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